ANALIFE -アナライフ-

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「東京上映(渋谷・シアターイメージフォーラム)トークショーで頂いたコメント」

東京での上映では色々な方とトークショーでお話する事が出来ました。
それぞれの観点で貴重な意見を頂き、次の作品への気持を高めるいい機会になりました。
その時頂いたコメントを一部紹介させていただきます。
また、7月の大阪上映の際も、様々なゲストの方々にお越し頂けるよう努力いたします。
(監督:合田健二)


2005年3月19日(土)【エロPOP監督師弟対談】
石橋義正さん(『狂わせたいの』『オー!マイキー』監督)
内容は変態映画ですけど、全編特殊効果が入っていて、『よーこんだけやったなぁ』と思いました。
画面の中に色々な要素が凝縮されてるので、何回か見ないと消化できないやろね。


2005年3月21日(祝)【アナル好きは負けず嫌い】
松沢呉一さん(お尻ライター)
いろんなタイプの性癖を、冷静にリサーチしているのに感心しました。
変態というのは個人が問われる訳ですが、世間の道徳という枠組みが揺らぐということで意味のある作品だと思います。


2005年3月22日(火)【デジタルハイイメージの現在】
岩本晶さん(株式会社白組 CGディレクター、ゲーム『鬼武者2』)
時間や予算に制約の多い自主映画の中で、デジタル技術をうまく使っているなと思う。
編集の中に色々な技術を持ちこんで、特殊な見え方をうまく創ってるなぁと感心しました。


2005年3月23日(水)【欲望の禁猟区】
廣木隆一さん(映画監督 『ヴァイブレーター』『東京ゴミ女』)
匂いを抑えた映像だなぁ、という印象を持ちました。
それが善くも悪くも興味深かった。同じモチーフでも、ああいう作りには自分にはできない。


2005年3月24日(木)【裏モノライフ】
唐沢俊一さん(カルト物件評論家 『トリビアの泉』スーパーバイザー)
構成のセンスを感じるスタイリッシュな流れに物足りなくなってぶち壊してる潔さを感じる。
この映画の終わり方は物議を醸しているみたいだけど、私のファンなら必ず楽しめるはずです。


2005年3月27日(日)【同年代トーク】
中原翔子さん(女優、邦画・OVコラムライター)
素人の演者の“何もしない演技”はプロの役者には出来ないし、それを巧みに捉えてますね。
男性が主人公の2つのエピソードは引き込まれて見ましたが、女性が主人公の2番目のエピソードでは自分ならどうだろうとリアルに見てしまうんです。


2005年4月2日(土)
井口昇さん(カリスマAV監督)
負のテーマパークのような映画でした。
恐ろしいけど、このままこの感じをずっと味わっていたい。そんな気分にさせてくれる作品ですね。


2005年4月8日(金)
杉作J太郎さん(マンガ家、俳優、映画監督)
僕は一時ラッパ−としても活動していたのですが、この映画はに全編溢れるモノローグは、本当に、質の良いラップを聞いている気がした。これだけ、長い語りが澱みなく頭に入ってくるのは、すごい事だと思う。



※上記トークショー以外でも、たくさんのコメントを頂きましたので、以下、一部抜粋させていただきます。


持永昌也さん(映画ライター)
めくるめく猟奇!デジタルな映像で、アナログな欲望が解析されていく。これぞ、鬼畜マトリックス!!
警告!あなたも、合田健二に狙われている!!(特にアナル周辺)


友成純一さん(作家,映画評論家)
「アナライフ」=「アナログライフ」

人間とは本質的にアナログな生き物であると思う。というより、生命というものそれ自体が。本質はアナログなのだと。それがここ三十年、家庭用ホームビデオとパソコンの普及に始まり、生活が急速にデジタル化し、人間は次第に人間であることを、いや生命を持った生き物であることを忘れ始めている。特に、生まれたときからデジタル製品に囲まれて育って来た今の若者たちは。
本作「アナライフ」をから私は、生活をデジタル化されてしまったが故に己を見失ってしまった若者たちが、必死で自分の本質を見出そうとする、本当はアナログである自分自身を取り戻そうとする試みを見た。
レイプ、死体へのこだわり、そして捨てられたゴミへの愛着。これらはいずれも、デジタル化し切れない、人間のアナログ的な本質に関わる物である。
「アナライフ」とは「アナルライフ」であり「穴ライフ」であり、そして何より「アナログライフ」の意味に私は取った。本作はデジタルであればあるほど、逆説的にアナログな人間の本質、見失われつつあるアナログな事柄への郷愁が滲み出て来る。アナログに囲まれて育った齢五十に達する私の目には、そう見える。


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